お久しぶりです、ぺりですヾ(´ー`)ノ
またもや前回からだいぶ空いてしまいましたな。
その間に愛犬を看取ったり辞令が出て引継ぎしたり異動したり令和になったりいろいろありました。
今のお店にきて1ヶ月、まあ元気にやってます。
屋久島行ったのも、もう半年以上前になってしまったんだなあ。
ついこの間みたいに感じるのになあ。また行きたいな。
前回の記事はこちら。
女ひとり屋久島旅行3日目
旅樂のガイド~黒味岳~
2日目に続き、屋久島ガイド旅楽(たびら)にガイドを依頼し、今回の旅の本命でもある黒味岳へ。
黒味岳ってなんぞや??とね、なりますよね。
え、そこ縄文杉行っとく感じじゃないの?って。
わたしもね、最初は行くつもりでしたよ、縄文杉。
あともう一泊できてたら確実に行ったと思います。
でも。ガイドHPを見ながら旅行日程を詰めているときに出会ってしまったのです。黒味岳に!
見よ、この素晴らしき大パノラマ!!!
黒味岳?初めて聞いたぞ!
運が良ければ雲海が見えるらしい!
え、行きたい行けたら行きたいいやもう、
絶対行く!!!
片道約4時間かけてわたしが見たいもの、欲しいものってなんだ??
縄文杉、たしかに有名で壮大で素晴らしいものかもしれない。
だけど、せっかく長時間かけて屋久島へ行って、さらに厳しい行程を登っていくなら。
ご褒美に頂上で大好きな空が見たいな!
そう思い、縄文杉でなく黒見岳に上ることに決めました!
黒見岳は、標高1,831Mの九州百名山のひとつ。屋久島にとどまらず、九州で6番目に高い山なんですって。
屋久島はこうしたどでかい山々が連なっていて、標高差で亜熱帯から冷温帯まで様々な自然を楽しめるのです!
例えるなら、日本列島を屋久島の上によいしょって立てたような感じ。
(全部ガイドの受け売り)
宮之浦岳と黒味岳は途中までは同じルートを行きます。
つまり、最高峰の宮之浦岳に登らなくても、黒味岳に行けば同じように屋久島独自の自然に触れられる。
さらに頂上ではパノラマ絶景が待っている、いいとこ取りのコースなんです!
屋久島に着いてから、何人か地元の方にどこに行くのか聞かれて黒味岳と答えると、
「目の付け所がいいね!すっごくおすすめだよ!縄文杉はそのうち行けばいいけど、黒味岳は絶対行った方がいいよ!」
口々にそう言っていただきました。
地元民のお墨付き黒味岳~♡
5:00 民宿にお迎え
起床して本日も民宿で先にパンを詰め込む。
この日のメンバーはわたしと40代くらいの女性。一人旅同士!
話し方がやたらと色っぽい看護師さんでした(笑)
それぞれガイドが民宿へ迎えに行き、中間地点で合流してから淀川登山口へ向かいます。
まだ辺りは暗く、知らないおじさんと長時間車にいるのは少し緊張しました、、、(笑)
この日の朝日は車から。
屋久島はほんとに雲がいい仕事してるんだ~♡
7:00 淀川登山口で朝食・・・1,360M
ちょっと車に酔ったのでこの辺りの時間帯とか曖昧。
登山口の入り口に車を止めて、寒いので車内で朝ごはん♪
この日も登山弁当がっつり食べます!
温かいお味噌汁がうれしい。
準備運動やトイレを済ませ、協力金を払い入山届けを出します。
おまけで屋久杉ストラップもらいました。
黒味岳や宮之浦岳に向かうルートにはトイレはほとんどありませんので、携帯トイレの用意をお忘れなく!
7:45 黒味岳トレッキング出発
まずは1.5km先の淀川小屋に向けて出発です♪
黒味岳へのルートは、前日の白谷雲水峡以上に根っこの巣窟という印象です。
この日のガイドさんは、結構おしゃべり好きのようで、ご自身の屋久島での暮らしやガイド事情など、いろいろ話してくれました。
日本列島を立てると屋久島になる、というのもガイドさんから。
白谷雲水峡のときも思ったけど、旅樂のガイドさんはめちゃくちゃ苔に詳しい。
歩き始めてから40分か50分ほどで、世界遺産地域に足を踏み入れます。
世界遺産に囲まれるって、かなり不思議な気分。見られてる感じ(笑)
この辺りは森のように背の高い木々が多い。
8:50 淀川小屋
小一時間ほどで、淀川小屋へ到着です。
この小屋では縦走(山中泊)の方が食事をしたり睡眠をとったりします。
看護師のお姉さまがトイレに行っている間にちょっとお散歩。
なんか、、、神秘的じゃないですか?!
この日も快晴、水に空が反射してきれいです。
おやつタイムをとって、再び黒味岳を目指します。
風情のある屋久杉。
上の方で少し紅葉が始まってます。
10:45 高盤岳展望所
花崗岩でできた見晴らしのいい山肌で休憩。
ここに来ただけでもかなり達成感あり!
切り分けたお豆腐に見えることからそう呼ばれているトーフ岩が遠くに見えます。
我々の目指す黒味岳頂上はあれです。(どれ)
よーーーーーく見ると人がいるんです!
ほんとにあそこまで行って帰ってこれるの?
と、ちょっと不安になりますが大丈夫!もうすぐです!
11:15 花之江河・・約1,650M
高盤丘展望所からわりとすぐでした!
日本最南端の高層湿原です。
まるで日本庭園のような、、、と説明がありましたが、たしかにこれまで登ってきた風景とは一変。
そんなに背が高くない植物に変わってきています。
根っこの巣窟だったはずなのに、、、!
11:45 黒味分かれ・・・1,700M
花之江河をすぎてすぐに分岐点になります。
ひとつは九州最高峰の宮之浦岳へ向かうルート、もうひとつが我々の向かう黒味岳ルートです。
ここまできたらあともうひとふんばり!
途中、アスレチックのようにロープを使って岩肌を登るところが2ヶ所あります、なかなか楽しいです♪
ガイドさんに撮ってもらいました(笑)
体力に自信のない方は、ここに大きな荷物を置いていくこともあるそうです。
ここまで来ると、自分の腰よりも低い植物ばかりです。
足元も斜めになってきてちょっと怖いけれど、木の枝を頼りに進みます。
屋久島固有の植物もたくさん教えてもらいました(名前忘れたけど)
足元狭かったりするので、慎重に。
そしてついにーーー!
12:30 黒味岳頂上でお昼ご飯・・・1,831M
黒味岳登頂!!晴れ渡ってる~!
雲海は見れなかったけれど、この素晴らしい空を見てください♡なんて芸術的なの~♡
パノラマ撮影、お姉さま写り混み。
宮之浦など、回りを囲む屋久島の山々が見渡せます。
遠くには屋久シカの姿も。
絶景を眺めながらの昼食。最高だね!
ちなみに、ほんとの頂上はあっち。
せっかく撮ってもらったのに、雲に覆われてしまい、よくわからないことに(笑)
これ、反対側から撮ってもらうと結構サマになるのですが、ちょっとルートを戻らないといけないので今回はお願いしませんでした。
あんまり離れると危ないし。
写真に残らなくても素敵な思い出があれば問題なし♪
空に囲まれて食べるご飯はとってもおいしいー!
この時先客のご夫婦がいて、ドローン(!)を飛ばしていたので写りこませてもらって上から自分達を見ることができましたが、ほんとうに爽快!
超!気持ちいいー!
この気持ちよさをぜひみんなも知って~!
そして語り合おう~!!!
13:40 来た道を戻る
とっても名残惜しかったー!後ろ髪を引かれながら下山。
あっという間に花之江河。
写真を撮らなかったのですが、ここには祠があり、ガイドさんがお参りをしてました。
実は、わたしが黒味岳に上ったこの日は半年に一度の山の神の日。
山の仕事をしている人は入山を控える日らしいです。
そのため、他のガイドさんではこの日のガイドを行っていないところも多く、困っているところを快く受け入れてくれたのが旅樂さんでした。
本当にありがたい、、、!
あ、お猿にも会えました。
数時間ぶりです先輩。
再びの淀川。
西日がさして朝とは違う雰囲気、これもまた素敵。
ここで最後のおやつ休憩。
なんかもうなんも言うことなしです。とにかく見てください←
17:00 淀川登山口へ到着、民宿へ
2日目に続き、帰りの車は爆睡でした(笑)
もうすでに筋肉痛が始まっていて車を降りるのも一苦労、、、運動不足ですね、、、。
3日目の黒味岳コースのガイドは通常14,000円。
今回は白谷雲水峡とセットで1,000円引きでしたヾ(´ー`)ノ
旅樂さん、2日間のガイドをありがとうございました!!
旅樂 黒味岳トレッキングの感想
黒味岳、行ってみたいけど体力が不安!という人のために。
主にトレッキングについての感想を。
黒味岳は、白谷雲水峡と比べるとかなり本格的な登山です。
ガイドさんに指示された持ち物や服装は大前提で守りましょう。
ぺりは28歳標準体型、日頃の運動は週1~2回のジム通い。
登山靴をはいてのトレッキングは初めてで、数週間前から意識して階段を使うようにしてました。
わたしは今回ストック(杖みたいなやつ)はレンタルしませんでした。
邪魔になるかな~と思ったので。
実際、登りでキツいときは木の枝や根っこの助けを借りることができましたし、普通に歩く分には足腰に負担を感じることはありませんでした。
ただ、下りの時はかなり足も疲れていて膝が笑ってたので、あったらあったで便利かな。
前日に太忠岳(1,479M)に登ったお姉さまは筋肉痛がありつつもストックのおかげで結構すいすい登れてましたのでご参考までに。
ガイドさんは途中見かける植物も丁寧に教えてくださるので、筆記用具などあるとメモできていいかな!
宿に帰る頃にはかなり筋肉痛がキテましたが、それ以上に黒味岳から見下ろす屋久島の自然の美しさに感動し通しでした!!
屋久島3日目夜ご飯
お食事処 潮騒
疲れて着替えるのも面倒だったのでその足で潮騒へ。
滞在中何度か前を通って気になっていたのです。
たくさんのメニューの中から、普通にエビフライ定食をいただきました。
脂っこいの食べたくて。
エビが大きい!おいしい!
すっかり気に入ったつけあげも!
日本酒もいただいてすっかりいい気分。
こちらは通り沿いにあるためか、お一人様よりもファミリー、地元民で賑わっている印象でした。
帰りに島の猫ちゃんたちに遭遇。
人懐こくて可愛かったです。
4日目は帰宅日、ほぼ移動に終わりましたが一応記事にしたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。